・＝日割基礎単価 12年連続上昇＝国土交通省は2月16日「令和6年度建築保全業務労務単価」を公表した。令和6年度の「日割基礎単価」は、全国・全職種平均で1万6612円。前年度から6.2％引き上げられ、12年連続の上昇となった。新単価は令和6年度の官庁施設の建築保全業務の積算に適用される。

・＝求人0.9％倍増も求職1.4％減＝厚生労働省がとりまとめたハローワークにおける求人、求職、就職の状況によると、令和5年平均の職業紹介状況は、有効求人数が前年から0.9％増加した一方で、有効求職者数は前年から1.4％減少。有効求人倍率は前年から0.03ポイント上昇し、1.31倍となった。令和元年の1.60倍には及ばないものの、各企業は人材確保に再び苦戦を強いられている。

・＝就業者6747万人、進む女性の社会進出＝総務省が公表した労働力調査の結果によると、令和５年度平均の就業者数は前年から24万人増の6747万人、就業率は前年から0.3ポイント増の61.2％で、いずれも３年連続で増加した。しかし男性の就業者数は減少しており、女性の就業者増がそれを補っており、女性の社会進出が一層顕著となっている。

・＝中小企業の6割が賃上げ予定＝日本商工会議所と東京商工会議所が公表した「中小企業の人手不足、賃金・最低賃金に関する調査」の集計結果によると、中小企業の約6割が令和6年度中に「賃上げを実施予定」と回答。賃上げを予定している企業の割合は前年度を上回った。ただ、賃上げを予定している企業のうち、6割を超える企業が「業績の改善がみられないが賃上げを実施予定」と回答しており、中小企業の多くが人材の流出防止などのためにやむなく賃上げをせざるを得ない状況に追い込まれていることがわかった。

★＝配膳ロボ 工業用バージョン発売＝PuduRoboticsJapan㈱は、レストランなどで広く導入されているネコ型配膳ロボット「BellaBot」を、工場や倉庫などでの使用を想定しカスタマイズした、工業用バージョンのグローバル販売を開始した。