新聞情報

日本ビル新聞1281号(2023年11月20日号)

・=都心オフィス「供給過剰」32か月連続=オフィス仲介大手の三鬼商事㈱が発表した9月の東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の空室率は6.15%で、6.40%だった前月から0.25ポイント低下。6.49%だった前年同月からは0.34ポイント低下した。9月は解約の影響が少なかったことに加え、新築ビルで大型成約が見られたことや拡張移転などの動きも出ていたことから、東京都心の空室面積は9月1か月間で約1万9000坪減少した。

・=技能実習に代わる新制度、検討始まる=平成5年の制度開始以来、30年続いてきた技能実習制度。その廃止に向けた動きは最終局面を迎えつつある。法務省は、技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議を開催し、技能実習制度に代わる人材確保に主眼を置く新たな制度の素案を示した。

・=カスハラ対策視野に専門家会議設置=東京都は「新しい東京実現会議」を開催し、従業員が客から暴言などの嫌がらせを受けるなど、客からの迷惑行為により労働環境が害されるカスタマーハラスメント(カスハラ)について経営者団体らと協議した。カスタマーハラスメントは、近年増加の一途を辿っており、会議では、その実態についてさまざまな調査結果が紹介された。

・=定年後の「継続雇用制度」導入進む=人事院が発表した令和4年の「民間企業の勤務条件制度等調査」の結果によると、民間企業のほとんどが定年後の継続雇用制度を導入していることや、約8割が介護のための短時間勤務制度を導入していることなどがわかった。

★=アイリスオーヤマから新作清掃ロボ=2020年11月、法人向けサービスロボット市場に参入したアイリスオーヤマ㈱は、その後清掃ロボットや配膳ロボットなどラインアップを拡充させている。そうした中、清掃業務における作業者の負担軽減や人手不足に対応するため、中国の同社・大連工場で製造を内製化したDX清掃ロボット「BROIT(ブロイト)を開発、2024年半ばの発売に先駆け11月7日、都内で新製品発表会を行った。

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