・＝派遣労働者の職種別・地域別賃金水準決定＝厚生労働省は令和6年度に適用される派遣労働者の職種別・地域別の新たな賃金水準を都道府県労働局に通達した。派遣労働者の賃金については、同一労働同一賃金を図ることを目的に、労働者派遣法により派遣先事業主は「派遣先均等・均衡方式」または「労使協定の方式」のいずれかを採用することにより、派遣労働者の待遇を確保しなければならないとしている。

・＝免税事業者との取引検討 約1割＝10月から始まった「インボイス制度」に関して、全国の企業の約1割が免税事業者との取引を「解消・縮小する」としていることが東京商工リサーチの調査でわかった。インボイス制度では、年間売り上げが１００万えん以下で、かつ制度に登録していない事業者については、「免税事業者」として消費税の支払いが免除される一方で、免税事業者と取引する企業はその事業者からの仕入れにかかる消費税の控除を受けられなくなる。

・＝特定技能外国人倍増、17満人超に＝出入国在留管理庁が令和5年6月末の特定技能在留外国人数を公表した。それによると、在留資格「特定技能」による在留外国人数は、6月末時点で17万3101人となった。国内に在留する特定技能外国人は、8万7472人だった前年同期から、8万5629人増加した。

・＝月間1000時間の作業時間削減を目指す＝イオンディライト㈱は、業務効率化を目的に、日本マイクロソフト㈱が提供するAzure OpenAI Serviceなどを活用した独自の対話型AI「AIマネージャー」を開発、10月から全従業員約4000人を対象に運用を開始した。

★＝大地震の揺れをリアルに再現＝鹿島建設㈱は、上下運動を含む3次元の地震動をリアルに再現できる体感用振動台「トライデッカー」を開発し、技術研究所西調布実験場（東京都調布市）で運用を開始した。同機は最大3名が同時の搭乗でき、搭乗者はヘッドマウントディスプレイで360度VR動画を見ながら地震動を体感することで、より没入感の高い体感を得ることができる。